2017年2月11日土曜日
越後湯沢のマンション暴落 2000万→10万円
湯沢の10万円格安マンションに移住する人達 管理費2万円でプール付
カテゴリ外観はオシャレで除雪もしてくれるようです
引用:http://www.tokyu-resort.co.jp/img/bukken/large/81817_2.jpg
新潟県湯沢町ではバブル期のマンションが50万円以下に値下がりし、売れ行き好調だそうです。
都会から逃れたい訳ありの人たちが多く、設備は整っていてボロイという事もない。
10万円のマンションが売れ行き好調
10万円で買えるマンションがあり、結構な人気を集めていて、売れ行き好調だという。
家賃ではなく購入費用が10万円で、管理費などは別途掛かるが、それにしても激安と言えます。
こうした格安マンションはバブル期に建てまくったリゾートマンションと別荘で、マンションは新潟県湯沢町にあります。
恐らく1990年前後に新築したときは2000万円前後はしたと思われ、20年間で5万円から30万円ほどに値下がりした。
湯沢と苗場には余りにも巨大&豪華すぎて、管理費が膨大になる建物があるが、売れているのはもっと手ごろな物件。
ビジネスホテルやワンルームマンション程度の間取りだが、管理費は月数万円以内で済むような物件です。
中には温水プール付きや温泉つきで売値50万円以内という物件もあり、確かに買ってみようかなと思わせます。
だが遊びで買ってみる人はともかく、移住となると問題になるのが就職で、湯沢や苗場には木こりくらいしか職業がありません。
ビルの清掃員でも良いと思ってもビルが無いし、事務職や専門職の募集など、ある筈がないです。
実はこうした格安マンションに移住する殆どが高齢男性で、仕事も人生もリタイヤした人が多い。
かつてはバリバリ働いていたが、人間関係や競争に疲れてしまい、貯金を切り崩して地味に生活するのだという。
引き篭もりをこじらせた人とか、純粋に自然が好きな人、ネットで仕事している人など、様々な人が集まっている。
住人は都会からの逃亡者達
湯沢のリゾートマンションの多くは生活には「ちょっと」不自由な立地にあり、近所にスーパーやコンビにはありません。
だが自動車があれば10分以内に買い物する店くらいはあるので、軽の4WDでもあれば生きる事はできます。
2015年に『所さん!大変ですよ』というTV番組で放送した所では、売れすぎてビックリするほど売れまくっているという。
湯沢町の人口は約8200人ほどなのだが、このうち1000人近くが格安マンション住人になっています。
住人のタイプをいくつかに分類すると、まず定年した会社員や公務員が、田舎でのんびり暮らすパターンが王道です。
彼らはある程度の資産や貯金があり、湯沢以外にも住居を持っている場合も多く、スキーやアウトドアなど遊びが目的です。
次に定職が無かったり、職を点々としたあげく最後に湯沢に辿り着いた人で、彼らは貯金や資産は持っていません。
トラブルや人間関係、借金などから逃げてきた人もいて、将来どうするかは決まっていません。
お金が無くなれば働き、お金がある間は働かないのが信条のようです。
最低限、管理費数千円を払っていれば住まいは維持できるので、県外に働きに出ても安く住所を維持できる。
訳あり女性も住んでいて、離婚した慰謝料で購入し、気が済むまで田舎暮らしをしている人も居ます。
生活費はやはり慰謝料を送ってもらうので、彼女達は働く必要はありません。
地上の楽園かも知れない
最後は引き篭もりの人たちで、とにかく他人に生活を邪魔されたくないので、孤島のようなマンションを好みます。
働かないので金は持っていないが、親から援助があったり、ネットで収入を得ていたりするようです。
ではこれらの格安マンションは、実際いくらで販売していて、維持費は幾らかかるのでしょうか。
湯沢で最大手の(1社しかないが)不動産会社HPには、確かに2016年1月現在も、10万円の物件がズラリと並んでいます。
ざっと見たところ、販売価格50万円以内が200件ほどで、10万円以内の物件も50件以上はあるようです。
格安マンションの築年数は25年から35年が殆どで、バブル全盛期にピタリと一致しています。
管理費は1万円から2万5000円が多く、最も高い物件で4万円なので、賃貸マンションより少し高い程度です。
間取りは1Kから1LDKといったところで、基本的に1人用になっています。
格安だからチープでボロいのではないかと想像するが、写真で見る限りとても立派なマンションが多いです。
マンション内にコインランドリー、大浴場、温水プールまで備えている物があり、インターネットも使用できます。
駐車場代は有料の場合でも月3千円程度で、そもそも駐車違反という概念が希薄なので適当に止めても良い。
大型マンションなので管理人、というかホテルのよなフロントがあり、昼間は何かあれば対応してくれる。
卓球台やビリヤード、レンタサイクル、ゲームコーナ、カラオケなどを備えているマンションもあります。
確かにコストパフォーマンスで見ると抜群であり、写真と資料を見ていると住みたくなってきます。
バブルマンションなのでフロントやエンスランスが豪華
引用:http://www.yuzawacorp.jp/wup/upload/3/file_6_39_3.jpg
自動車があれば生活は可能
マンションの目の前がスキー場で、裏側の山では山菜取り放題で、小川では渓流魚が釣れアウトドアし放題です。
その代り買い物や生活施設には遠い訳なのだが、湯沢駅周辺と国道17号線沿いに出ると、一通りの施設が揃っています。
コンビニ、スーパー、コメリ、しまむらといった田舎向きの店舗はだいたい存在しています。
ただ湯沢駅から遠ざかるほど商店は少なくなり、車でも最長片道30分かかる場合があります。
そして大きなマンション前は恐らく町が除雪していますが、「玄関まで」は除雪しません。
管理人が駐車場や玄関前を除雪してくれるだろうというのは甘い考えで、自分でスコップ持って除雪する事になるでしょう。
もちろん冬の事を考えると4輪駆動車がなくては成らないが、安い軽トラか本格4WDのどちらかになります。
中途半端にオシャレな4輪駆動車だと湯沢の雪には対抗できません。
こうした生活を自ら望むのなら、激安ですごくお得だと言えるでしょう。
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