空飛ぶ魚を一気に仕分けてお届け「羽田鮮魚センター」オープン
空輸された鮮魚をその場で仕分けて販売CSN地方創生ネットワーク株式会社は、羽田空港内に「羽田鮮魚センター」をオープンさせた。
この「羽田鮮魚センター」では、日本全国から空輸された新鮮な魚介類を羽田空港内で仕分け、首都圏の飲食店のみならず海外にも販売を行う。
販売に関しては、WEB上にオンラインマーケット「羽田市場」を開設し、全国から直送された文字通りの鮮魚をネット上で取り引きできるようにした。
この「羽田市場」ではオンラインマーケットの利点を生かし、いつ、どこで、誰が、どのように獲った魚介類なのかがすぐにわかるトレーサビリティも採用している。
オンラインマーケット「羽田市場」で購入する飲食店には、年会費32,400円(税込)で「買参権(ばいさんけん)」を提供し、どの産地のどの魚類を購入したいといった細かな注文も受け付けたり、「オンラインセリ」への参加も可能にするなどのサービスが受けられるようにしている。
新たな市場の開拓と地方活性化も視野にまた、この「羽田鮮魚センター」は株式会社ANA Cargoと提携し、国内の鮮魚流通だけでなく海外輸出について協力することになっている。
近年、特にアジア方面では和食ブームが続いており、そういった地域では和食料理に使用される魚介類のニーズも高まっている。
そのニーズに応え、同社では新たな輸出・流通プラットホームとして「羽田鮮魚センター」を活用していきたいとしている。
さらには、新たな地方支社を開設して現地の仕入れ体制を強化するなど、魚介類を提供してくれる漁業者の収入安定に寄与し、地方活性化にもつながることにも期待を寄せている。