2011年7月6日水曜日

【モンティ・ホール問題】  テレビのバラエティ番組で、回答者は三つのドアのうち一つを選ぶ。

【モンティ・ホール問題】
テレビのバラエティ番組で、回答者は三つのドアのうち一つを選ぶ。

 その背後のどれかには当りのの車が隠されている。
 あなたがもしAのドアを選択したとする。
 番組の司会者は、どこに正解の車が隠されているか知っていて、不正解のCのドアを開ける。


不正解
 そして、あなたに「このままAのドアでもいいですか、それとも、Bのドアに変えますか」と聞く。

 さて、あなたはAのドアのままでいるか、それともBのドアに変えるか、どちらが正しいかという問題である。
この番組は、IQ230の天才女性マリリン・V・サヴァントが監修に関わっていた。
 普通に考えるとAのドアもBのドアも確率は1/2と同じで、最初に選択したことを変える必要はないように思える。したがって「AのドアでもBのドアでもどちらでもよい」というのが回答のように思えます。
 ところがマリリンはきっぱりと「最初の選択を変えるのが正解です」と答えたから番組に非難が殺到した。
 非難した人の中には大学教授や数学者もいたそうです。
 ところがあとで解ったことなのですが、天才マリリンの答えが確率からいって正解だったのです。
 最初の選択は、三つのドアから一つのドアを選択するもので、当たりの確率は1/3です。逆に考えると2/3の確率で外れるわけです。したがって初めの選択は外れている確率が高いことが言えます。
 その不正解の高い状態で、司会者がさらに、外れのドアを開けます。

 するとどうなるでしょうか?二つのドアが残され、一つは自分の選択した外れの確率が高いドアと・・・・、そうです、当りの高いドアが残されていることになります。
 天才マリリンは、直観でそれを言い当てたのです。

 「あなたは選択を変えるべきだ」と。

なぜそうなのか、これを数学の確率の式で表すと次のようになります。
 最初の選択で当る確率=(1/3)×1+(2/3)×0=1/3
 選択を変えた場合の当たる確率=(1/3)×0+(2/3)×1=2/3
偶然性を考える場合にとても参考になる話です

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