「なう」で流行語大賞受賞の高校生が資本金300万円で起業
2010年『ユーキャン新語・流行語大賞』トップテンのひとつ「~なう」で受賞したのは、ツイッターの達人として知られる17才の高校生、梅崎健理(うめざきけんり)くん、通称“うめけん”だった。
達人と呼ばれる由縁は彼が2万人以上にフォローされるツイッターの利用者であるということ。2009年末、憧れていたソフトバンクの孫正義社長(53)にツイッターで「いつか会いに行きます」と呼びかけ、3か月後には対面が実現。以来、交流を深めているという。
孫社長との交流をきっかけに人脈も広がり、「志ある若い人と社会をつなぐ場をつくっていきたい」という思いを強め、12月1日に株式会社ディグナを設立した。
この1年間で講演を30回もこなした売れっ子のうめけんは、起業のため、これまで通っていた福岡の県立高校から、東京の通信制高校に転校。資本金300万円はお年玉の貯金と講演料でまかなった。
新会社は、社長が17才の高校生なら社員も5人中4人が未成年で、ウェブデザイナーは中3の男の子。具体的な事業計画はまだこれからだというが、「彼らの才能を生かす場にしたい」と語る。
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