2013年3月15日金曜日
“3Dプリンター革命” ~変わるものづくり~
“3Dプリンター革命”
~変わるものづくり~
出演者小林 茂 さん(情報科学芸術大学院大学(IAMAS)准教授)
服、家電、車、臓器…様々な製品を作ることができる3Dプリンターが、“ものづくり”の形を根本から変えようとしている。プラスチックなど、様々な素材を少しずつ塗り重ね、精巧な製品を作り上げる3Dプリンター。金型を使わずに直接製品を作れるため、消費者が求めるオンリーワンの商品を即座に低コストで作ることができる。従来の大量生産ではすくいきれなかった「多品種少量」の市場を切り開くと期待され、オバマ政権も米の製造業を復活させる切り札と位置づける。3Dプリンターの可能性と産業・社会に与える影響を考える。
3次元の立体物を自在に作れる3Dプリンター、夢の印刷機と言われています。
今晩のクロ現は、「“3Dプリンター革命” ~変わるものづくり~」です。
早速、プレビューを覗いてきました。
まず、驚かされるのが、ファッションショーのドレスや最先端の電気自動車、火星探査機の部品、はては、骨まで3Dプリンターで作られるという実態です。思っている以上に、さまざまな産業で導入が進んでいるのがわかります。
たとえば、電気自動車。流線型の未来的なデザインが目を引きますが、これを製造しているのは、自動車メーカーではないのだといいます。自動車づくりが好きな人たちが作ったのだといいます。3Dプリンターで作ることで、時間とコストを大幅に減らすことができます。
3Dプリンターについては、そういうものがあるというのは知っていましたが、VTRに登場した、東大病院が作った人工の骨のシーンには驚きました。まさにSFの世界が現実になろうとしているのがわかります。
コストが安くなるだけでなく、消費者側も、大量生産されたものは欲しくないというマインドの変化もあるようです。
VTRに登場する日本のベンチャーも頑張っています。一つひとつの販売数は少ないが、多品種を少量作ることで、新たなビジネスのチャンスを窺っています。まさに、「モノづくり」の考え方が変わる出来ごとに思います。
アメリカでは、オバマ大統領が国の政策の切り札にしようとしています。
全米1000の学校に3Dプリンターの導入をはじめているのだといいます。
未来を担う人材が着々と育つ素地ができつつあることを実感しました。
3Dプリンターは、日本のモノ作りをも変えるかもしれません。
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