2013年10月30日水曜日

誰でもすぐにできる!自分で睡眠の質を上げる方法


誰でもすぐにできる!自分で睡眠の質を上げる方法

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寝つきが悪い、睡眠時間は足りているはずなのに疲れが取れず、仕事中に眠くなるなど、程度の差こそあれ、「眠り」にまつわる悩みは多くの人が持っているはず。特に、生活が不規則な人や、労働時間が長い人ほど、睡眠の量・質ともに確保できず苦しんでいるのではないでしょうか。
 『誰でもできる!「睡眠の法則」超活用法』(菅原洋平/著、自由国民社/刊)は、ベストセラーとなった『朝昼夕3つのことを心がければOK!あなたの人生を変える睡眠の法則』の実践編。
 「睡眠の法則」を実践しようと思うけど毎日忙しくてなかなか難しい、実践したら体調が良くなったからもっと効果的な方法を知りたい、そんな声に応えるために、生活に取り入れやすい具体的な方法が紹介されています。

■睡眠をつかさどる3つのリズム
 前作で、睡眠を改善するにあたって、中心となって使われていたのが3つの生体リズム。今回も、生体リズムの説明が入れ込まれているので、前作を読んでいない方でもすんなり理解できます。

・メラトニンリズム…脳体内で眠りを促すメラトニンという物質が分泌されるリズムです。その分泌は光の量で決まり、明るくなると減って目覚め、暗くなると増えて眠くなります。
・睡眠−覚醒リズム…一日のなかで、起床から8時間後と22時間後の2回眠くなるというリズムです。
・深部体温リズム…内臓の温度が上下するリズムです。起床から徐々に上がり始め、11時間後に最も高くなり、22時間後に最も低くなります。深部体温が高くなるほど体は活発に動き、低くなるほど眠くなります。

■覚えておきたい睡眠の法則「4−6−11の法則」とは?
 この3つのリズムを整えるには「起床から4時間以内に光を見て、6時間後に目を閉じ、11時間後に姿勢を良くする」こと。この4−6−11の睡眠の法則に、今回は「起床時間を唱えて眠る」ことを加え、朝、昼、夕、夜、それぞれの時間で実施できる具体的な方法が紹介されています。
 例えば、朝、日の出前に起床をしたらデスクライトをつけて30?ほどの距離に顔を近づけ、直接光源を見ずに60数えるとスッキリ目が覚める。昼に目を閉じるときは、「5分後に起きる」と頭の中で唱えると、起きる数秒前に心拍数が上がって目覚めやすくなる。夜は、入浴後にひざ下に冷温水をかけると朝スッキリ起きられるようになる。など、不規則な生活でもすぐに取り入れられる方法ばかりです。

 また、不規則勤務の新聞記者や夜中に家事をする働くママ、昼夜逆転の飲食業の方など、不規則な中で「睡眠の法則」を活用している実例も多数紹介されているので、自分の生活リズムに置き換えて考えやすくなっています。

 本書には、睡眠にまつわる悩みや疑問に答えるコーナーもあり「睡眠を改善したいけど、何から始めればいいかわからない」「時計が鳴ってもなかなか起きられない」「睡眠薬との付き合い方」といった質問に対し、科学的な見地から解決法を教えてくれます。
 眠りに困っている方はもちろんですが、問題なく眠れているけどもっと日中を充実させたいという方も、本書を読めば、睡眠を活用して生活を向上させることができるはずです。
(新刊JP編集部)

【関連記事】
元記事はこちら
「寝だめ」が体に良くない理由
脳がうつ状態と同じに?睡眠不足の危険性
忙しい毎日を充実させる睡眠の秘訣
ストレスが溜まりにくい睡眠時間は何時間?

2013年10月29日火曜日

今一番儲かる商売は太陽光発電

今一番儲かる商売は太陽光発電

ライターkxrotaさん(最終更新日時:2013/9/25)投稿日:2012/7/22 アドバイス受付中!
何たって42円で買取するのだからこれはぼろ儲けです。どんどん空き地を見つけて太陽光を設置しましょう。20年間今装置をつければ保証すると言うのです。料金保証です。

米を作る100倍儲かります。だから企業が参入してるのです。もう米は完全自由化すれば良いのです。今米では利益になりませんだから100倍なんです。

一表12000円くらいではどうにもならないのです。ところが太陽光は1反分(300坪)500万で3年で元が取れると言うことですから。20年持たないで12年もったとするなら、2000万ですから1700万円の利益が出るのです。年間150万ですらもし米が全く労力、肥料、機械消耗、消毒、人件費が要らないとしても10倍の儲けです。

国は一円も出しません。誰が出すのか分かりますか。日本国民の貧乏人です。

買取するのを義務付けたのだからお百姓さんは百姓なんかするな。何倍にもなるのだから、太陽光を住宅用では駄目です。産業用の奴を自分らで仕入れましょう。
大量に仕入れたら安くなるのです。

メーカーから直に買い付けるのです。

大体住宅用のぼろ儲けでも10年で元が取れますから、

産業用では、5年で元が取れます。と言うことは20年使ったら4倍になるのです。

しかもパクリ国家の韓国製、中国製ならもっとずっと安く5分の1で仕入れられます。しかし
その安い機材を日本製と同じくらいで売る兇悪企業に気をつけましょう。

銀行から金を借りて、そして億円投資するならその4倍になります。いやもっと長く使えるものもあるし10年で駄目になるものもあります。

メンテナンスですね3割くらいは駄目になりますが30年も50年も使えるパネルもあるかもしれません。

一番注意しけければならないのはこれだけ莫迦買いで高価買取したら、被害に合うのは国民です。夜壊しに来る可能性は非常に高いです。

電気代が高くなったら巡回をしましょう。

多分日本中に太陽光が設置されたら昼間は太陽光で間に合うほどになり、
東電の儲けも入るので今の電気代の倍になる可能性が強いのです。と言うよりなります。
充分気をつけましょう。

今時商売で損は考えられないで資本投下の年間20%も保障され儲かる商売ありません。

ラーメン屋が利益率は非常に儲かります。しかし資本投下は1000万円、そして回転資金200万で1200万、しかし中々難しい商売で潰れるもの沢山有ります。

つまり利益が見込めれば競争が激しくリスクがあるのです。太陽光はリスクなしです。国で決めたからです。


個人の一軒家では非常に割高になります。しかも太陽光が壊れたときに漏電で火事になる可能性まであります。屋根の上の作業が非常に効率が悪いのです。

しかも営業会社。工事会社。小売で大規模の3倍以上の金額になります。しかもせいぜい20平米でもいっちょう並みにインバータだのコントロール装置が必要ですからその分も儲けから跳びます。個人では、10年で元を取って終わりの金額が42円です。

2013年10月28日月曜日

ライフタイムコミッションとは


ライフタイムコミッションとは
Lifetime Commission
2008/11/07
日経ネットマーケティング




 アフィリエイトは広告主が自社の商品を紹介してくれる提携サイトを募り、提携サイト経由で成約した場合、一定の金額や売り上げの一部を報酬として還元する仕組みだ。広告主は成果が上がったときにのみ報酬を支払うため、費用対効果は高い。ただし、ユーザーが毎月利用料金を支払う有料サービスの会員獲得を対象とした場合、費用対効果が悪化するケースがある。報酬額が月額料金よりも高く、報酬額の回収前に契約者が解約してしまう場合だ。

 ケータイの有料課金型コンテンツ提供サイトがまさにその状況。「月額料金の1.5倍くらいをアフィリエイトの報酬として支払うのが通常」(アクセルマーク取締役モバイル事業統括本部長の田島満氏)だという。ユーザーの継続利用を想定し、リスクを抱えて報酬を支払っているのが現状なのだ。

 にもかかわらず、ケータイのコンテンツ提供サイトの解約率はおしなべて高い。流入経路によっては、初月の解約率が60~80%ということもざらにあるという。

 そこで少しずつ普及の兆しが見え始めているのが、ライフタイムコミッションという契約形態だ。提携サイト経由で入会したユーザーが契約を続けている限り、広告主が毎月提携サイトに報酬を支払うという仕組み。その代わり、初月の報酬額を月額料金よりも低く設定する。この仕組みの場合、初月で仮にユーザーが解約しても、損失は発生しない。「米国では継続的に利用するレンタルサーバーなどで適用されていることが多い」(インデックスのコンテンツプロダクト局モバイルマーケティングユニットチームリーダーの小川亮氏)という。今後、日本でも徐々に広がっていきそうだ。

2013年10月21日月曜日

アイリスオーヤマ 大山健太郎社長


「課題の本質を突き詰める」ことから生まれた 型破りのビジネスモデル

アイリスオーヤマ 大山健太郎社長

2013/07/01



リーダーの真の資質は、目の前の課題をどう解決するかによって試される。乗り越えた課題が困難であればあるほど、ピンチはチャンスに、停滞は発展に転ずる。そのとき最も必要なものは何か。実在のケースをもとに、異次元の発想や行動力で課題に挑み、新境地を切り開いてきた時代のカリスマたちに聞く。第1回は、バブル崩壊以降の「失われた20年」にも次々と新たな需要を創造、この間の売上高を約3倍に伸ばしたアイリスオーヤマの大山健太郎社長。




Q:過去に直面した最大の課題は?
オイルショック後の"需要消滅"に直面し、いかにして世の中の変化に対応できる会社に生まれ変わるかを模索。ユーザーの不便解消という切り口から新たな市場を創造するメーカーベンダー(メーカー兼問屋)へ、大胆な業態転換を図った。

Q:現在の最大の課題は?
原価に直結する激しい為替変動を、値ごろ感を保ちながら店頭価格にどう織り込むか。事業でいえばやはり家電。


家電不況もTPPもチャンス、逆張り経営の快進撃

 アイリスオーヤマ(仙台市)は、ホームセンターを中心とした小売店およそ1万3000店に、約1万5000種類もの商品を販売する生活用品の製造卸だ。中身を探せる「クリア収納ケース」や、ガーデニングやペットブームの火付け役になった「園芸用品」「ペット用品」など、身の回りのありそうでなかったアイデア商品や新機軸のヒット商品を次々と市場に投入。近年のデフレ不況下でも売り上げを伸ばし続け、2012年12月期の売上高は前期比10%増の1100億円、経常利益は同71%増の101億円と、ともに過去最高を更新。2013年12月期の売上高も1350億円と、2割強の大幅な増収を計画中だ。







 業績の悪化から大規模なリストラに踏み切る大手電機メーカーの動きに逆行するように、家電事業の拡大を進める同社は今年5月、JR大阪駅前に家電製品の開発拠点を新設。関西大手電機メーカーの早期退職者のなかから技術者20人程度を採用したことでも話題となった。

 また、環太平洋経済連携協定(TPP)への日本の交渉参加により、海外産の安いコメとの競争激化が懸念される折、東日本大震災で被災した東北の農家を支援するため、将来の輸出も視野に、コメの卸売事業に参入。精米から配送まで低温で管理し、小分けした袋には酸化を防ぐ脱酸素剤を封入するなど鮮度の高さを売りに、ホームセンターなどの販路を活用して15年度100億円の売り上げを見込む。

 「家電不況もTPPもチャンス」と言い切る大山健太郎社長に「経営者人生で最大の課題解決」を尋ねたところ、「30歳の頃、会社が倒産寸前までいったときのことですね」。迷わず答えが返ってきた。







 大山は1945年、大阪府で生まれた。プラスチック成型品の町工場を営む父親のもと、8人兄弟の長男として育ったが、19歳のとき、父親が急逝。家族のために学業の道を断念し、従業員5人の工場を継いだ。

 「下請けで終わりたくない」という思いから22歳のとき大山は、浮きなどの水産資材や育苗箱などの農業資材のプラスチック成型品を自社開発し、主に東北地方で販売し始める。「自己資本で10年間、倍々で大きくした」と回想するように、業績は右肩上がりで伸びていった。



 1973年、オイルショックが日本を襲った。プラスチックの原料が高騰する一方で「値段が上がる前に買わなければ」という「駆け込み需要(仮需)」が発生。プラスチック製品の需要は急増し、売り上げも急伸。大阪だけでは製造が追いつかず、金融機関から資金を借りて宮城県の仙台にも新たな工場を設け、会社の規模を拡大した。19歳で継いだとき年商500万円だった会社は、74年には15億円にまでなっていた。しかし、その直後、事態は急変する。






不況でも会社を存続させることが経営者の使命

 「一時的な需要で供給体制をつくると、いずれは供給過剰になる。需要がなくなると、採算度外視でみんなが投げ売りする。専業の我々はとにかく在庫をお金に換えたい。売れば売るほど買い叩かれる。100円のものが90円、90円が80円、70円、60円と。株の世界と同じです」。75年、大山の会社は瀕死の状況だった。



 「急に売り先がなくなり、値段も下がると、回収がどんどん減る。だけど、売り上げが上がるという前提で、原料は手形を切って仕入れている。手形は4カ月後には回って来る。設備投資のために借りたお金は毎月、返さなければならない。自己資本がずずずっとなくなっていく。そんなんが1年で底を打てばいいんだけれど、2年たっても3年たっても出口が見えない。オイルショックのリバウンドは、それくらい沼が深かった」。やがて自己資本は底をつき、債務超過寸前に追い詰められた。

 大山はこの窮地をどう乗り切ったのか。「まず、支出を止めるしかない。商売すればするほど出血が増えるから、赤字の商売を止める。大阪の工場をやめて、2つあった工場を1つにしました」

 およそ150人にまで膨れ上がっていた社員の人員削減も不可避だった。社員には「申し訳ない、給料が払えない。儲からない商売をやめるんで、仕事が半分になる。だから、こらえてください」と断腸の思いで告げた。

 そういう状況下ではやはり経営者にも「血を流す覚悟」が必要なのかと問うと、大山は静かな口調で答えた。「いや、もう死ぬか生きるかだから、血を流すもどうも・・・あとは死ぬか、頭下げて猶予期間をもらうか、この2つしかない。同じ地獄を経験した人ならわかる話だけど、手形はジャンプしてもらう、金融には支払いを延期してもらう、もうこれしかないわけです」



 大山は「今までのままではダメになってしまうから、商売を変える。それまで猶予期間がほしい」と金融機関や取引先に頭を下げて回った。大山の若さを評価してくれたからか、金融機関も取引先も今一度のチャンスを与えてくれた。

 「中小企業の経営者として一番大事なことは、やはり企業をいかに長く存続させるか。大きくなることや知名度が上がることよりも、世の中の変化にしっかりと対応し、存続できる、そういう経営に入るべきだと考えました」。このときの経験が大山に、同社の経営理念でもある「いかなる時代環境においても利益の出せる仕組みを確立する」という決意を刻み込んだ。









「メーカーベンダー」という新業態への脱皮

 大山は考えた。「供給者論理で物事を考えると、売り手市場のときはいいけれども、物余りになって買い手市場になると、買い手のニーズ優先の世界になる。その先にも、エンドユーザーであるお客様に対して売り込む競合があるから、市場経済がある。だから、過当競争の中でなかなか利益がとれない。どうすればいいか悩んだ末、『小さくても競争の少ないマーケットのオンリーワンでナンバーワンになろう!』と」

 今でこそ「ニッチ」「ブルーオーシャン」などと称されるのだろうが、大山がこの戦略に気づいたのは30年以上前だった。「そのためには、自らが需要を創造するしかない。売り上げが半分になってもいいから、自分の強みを生かして収益がとれるビジネスは何か」



 32歳の大山は、日本全国のありとあらゆる会社を調べ始めた。「帝国データバンクの企業情報を数百万で買いました。あの耳のついた、プリントアウトしたやつを机の上に置いて、鉱工業から始まって金融サービスまで、日本の全業種、数十万社のデータをだぁーっと見ていった。『我々の強みが生かせる業種は何なんだろう?』と」。基準は「勝てるビジネス」つまり「自社の強みが生きて、収益性があって、将来性があるか」ということ。絞り込んでいくなかで、「園芸」というカテゴリーが浮上した。「たまたま『園芸』を選んだわけではない。必然なんです。世の中、偶然も大事だけど、下地に必然性があったなかでの偶然性を持たないと。偶然性を期待したんでは、やっぱり、確率は非常に低くなりますから」

 大山が「園芸」に目を付けた理由は他にもあった。関西に、この市場で十数%という高い利益率を出す会社がすでにあったのだ。「商売ではよく言われる話でね。『金持ちと喧嘩せい』と。なんぼ大きい会社でも、儲けてると脇が甘いですから。赤字の会社と喧嘩したら共倒れになる。だから、まず相手が儲けているかどうか」

 しかし、いくら儲かる市場だろうと、競合の脇が甘くなっていようと、同じことをするだけなら、先行者に勝てるはずもなかった。「人間にとっては、プラスチック鉢の方が軽くて安くてコケも生えないのでいいですよ。だけど、植物にしてみれば、地中に近い保水性、通気性のある素焼き鉢の方がいい。当社が扱う前にもプラスチックの鉢は世の中にあった。けれど、根腐れせず、素焼き鉢に負けないかたちで植物が育つプラスチックのプランターはなかった。僕は常々『ユーザーイン』という言葉を使っているでしょ? 『人間にとって便利』じゃなくて『プランターの本当のユーザーである植物にとって便利』というキーワードに変え、育苗箱で培った技術を生かすことで、業界を変革したんです」


全国8工場で計20万パレットと、国内最大級の保管能力を誇る自動倉庫。コンピューターからの出荷指示で自動的に取り出され、搬送ロボットによってトラックが横付けされた配送出口まで運ばれる。




 大山の変革は流通分野にも及んだ。「マーケットが小さいということは流通がない。デパートの屋上の通路とか、種や肥料を売っている農家向けの店しかなかった。そんなところに行っても置き場がないから、ホームセンターに目をつけたんです」。「まず需要創造して、その次に市場創造した」と語るように、自社で開発・製造し、直接ホームセンターに納品したこのプランターが大ヒットし、80年代の園芸ブームを呼び起こした。

 やがて取引額は問屋を上回るほどの規模に膨らみ、同社はメーカーでありながら、物流機能を併せ持つ「メーカーベンダー」として、他に類をみない独自の道を歩み始める。設計から製造、保管、配送まで自社で一貫して行うこの方式は、外注コストや流通マージンを大幅にカットできるだけでなく、需要の増減や消費者のニーズに素早く反応できるのも特長。「選択と集中」の真逆をいきながら10%近い営業利益率を確保できるのも、この基盤があってこそだ。こうして同社はプラスチック製造業という「業種の枠」にとらわれることなく、生活者のニーズに応じてさまざまな素材や技術を組み合わせることで、ペットフード、電気製品、LED照明など、事業領域を広げていった。



「課題解決の最強ツール」としての新商品開発会議


研究開発、品質管理など中枢機能を担う角田I.T.P(インダストリアル・テクノ・パーク)が大山社長のホームベース。敷地面積は34万平方メートルに及ぶ。




 2013年6月某日。宮城県角田市にある、アイリスオーヤマの本部機能が集まる角田工場に隣接した社屋の一角。50名近い社員で埋め尽くされた会議室は、緊張感と熱気で満たされていた。

 「下期やろ、通期は?」。大山社長の質問が飛んだ。プレゼンしていた社員は慌てて資料を探し始める。デスクは半円の階段状に並び、一番低い位置にある最前列の中央に大山が陣取っている。彼の左右には、商品開発部の責任者である常務、営業本部長、グループ会社社長である専務らが居並ぶ。その後ろには、新商品をプレゼンする部署の関係者が、固唾を飲んで会議の進行を見つめていた。

 「商品実績、見せてみ!」。再び大山が口を開くと、プロジェクターのそばにいた社員が瞬時に表をスクリーンに映し出す。縦軸には商品名が並び、その横には、納入店舗数、納入店舗売上高、前年比、年初計画、粗利率などのデータがびっしりと並んでいる。中でも役立つのは、取引先から日曜の閉店後にアイリスオーヤマ本社に伝えられる補充のオーダーだ。その数字はほぼそのまま、納入店の1週間の店頭売り上げ、すなわち、現場の売上動向の最新値となる。

 びっしり並んだ数字の上を大山の手元のレーザーポインターから発せられた赤い点がめまぐるしく動く。「どれが何番か、説明して」と求められたプレゼンターが、表の中の1つの数字をポインターで差しながら説明すると、大山は「ハイ・アンド・ローやんな? 真ん中はどうでもええ。こんなバカな値段つけて・・・」とつぶやいた後、淡々とした口調で「値段、変えるんやな」と一刀両断した。


1つの議題は長くても10分までが原則。担当者は要点を絞って発表し、大山社長の仕切りでテンポよく処理されていく。




 毎週月曜日、朝10時から夕方5時過ぎまで行われる新商品開発会議での、「照明・家電事業部」のプレゼンテーションにおける一幕だ。1回の会議で60~70の案件が提案・検討され、そこから年間およそ1000にものぼるアイテムが世に送り出されている。この会議自体が、大山にとっての「課題解決の最強ツール」と言える。

 新商品開発会議によって解決される課題は3つある。「縦割りの弊害打破」「組織の活性化」「事業のスピード化」だ。






ヒット商品の量産を可能にする「超スピード経営」

 アイリスオーヤマの新商品開発会議には、開発、製造、営業、広報など新商品に関わる部署のリーダーが参加する。彼らは、企画主旨、技術解説、原材料費や製造コスト、納入店舗数や類似品の売り上げ実績、果ては販促用のやぐらの原価まで、具体的な数値データも交えながらの議論を目の当たりにする。そのため、製品の上流から下流までのすべての行程について、自然と理解を深めることになる。

 実は、新商品開発会議が生まれた理由もまた、当時の課題解決にあった。大山は、この会議が誕生した30年前をこう振り返った。「それまでアイデア出し、図面起こしなど、1人5役くらいやっていた。それでは追いつかないということで、あるプランターの新製品開発の際、デザイン系の社員を採用した。デザイナーはデザインできるけれど、ものづくりの知識はない。マンツーマンで教えたけど、今度は『営業の知識もなければいけない』ということで、結局、ミーティングルームにデザイナーと製造系、営業系、開発系、私が一緒になって、4、5人でプレゼンした。それが新商品開発会議の始まりです」


鋭い質問や指摘が飛び交うなか、大山社長は時折、茶目っ気たっぷりな冗句で笑いも誘っていた。




 やがてこの会議は、アイリスオーヤマの経営の強みの支柱となっていく。「プレゼンというのは『相手を説得するための技術』と思われがちですが、目的は『情報の共有』なんです。開発するときには、いくらで売れるか、どこに売るかがわからないとダメだし、いくらでつくれるか、どうやって安くつくるかがわからないとダメ。だから、みんなが一緒になって議論する。それがどんどん広がって、会社の組織が大きくなったぶん、50人、60人になっとるだけの話なんです」

 2つめの「組織の活性化」という課題は「責任の所在を明確にすること」で解決される。大山は、朝から夕方まで続けられる会議のすべてに参加する。次から次へとくり出されるプレゼンに対して、その場で決済するためだ。

 厳しい議論が交わされた後、発売すべきと判断された場合、大山がその場でゴーサインを出す。そうすることで、たとえその新商品が失敗に終わったとしても、責任はプレゼンターではなく、大山が負うべきものとなる。責任の所在が大山にあることを明確化することで、誰もが新商品の企画にチャレンジできる環境が整い、組織が活性化するのである。

 3つめの「事業のスピード化」は、業種に関係なく、どの企業にも課せられた喫緊の課題と言える。しかし、アイリスオーヤマにとっては、さらに重大な意味を持つ課題だった。
 
 大山は言う。「成長するとか規模を拡大するのは、目的でなく手段です。あくまでも2つのポイント、1つは『すべての売り上げの中で新商品比率を5割以上にしよう』、もう1つは『利益は1割をとろう』という価値観のなかで、物事を動かしています」。「事業のスピード化」は、大山が掲げるこの2点の実現に必要不可欠だった。

 大山は会社を存続させる鍵は「時代の変化への対応」にあると考えた。そのためには、当然、投資が重要になる。しかし、デフレが続くなか、営業利益2~3%だと再投資などできない。そこで大山は営業利益率10%を目標に設定した。

 しかし、既存の商品には競合ライバルがいるため、価格の叩き合いになり、利益を出すのが難しい。新商品なら競争も少ないので、デフレの中でも10%の営業利益を維持できると大山は考えたのである。「園芸やペットの分野がそうですが、新商品をつくったときはうわーっと伸びても、やがて飽和点がくる。その後はいくら努力したって、市場は大きくならない。当社のような需要創造型のビジネスでは、常に生活者目線で物事を考えて、新しい成長分野に行かなければならないんです」


8つの工場はすべて物流センターとしても機能し、「1日配送圏」で日本全国を網羅している。(写真は角田工場)




 実際、同社の新商品(発売から3年以内の商品)の比率は2012年で56%と、売り上げの半分以上を占めている。この新商品比率の高さを実現しているのが、大山の「スピード経営」であり、そのスピードを支えているのが「新商品開発会議」なのである。

 会議には各部署のリーダーが参加している。よって、大山がゴーサインを出した瞬間、製造部門は金型の発注や生産ラインの構築、営業部門は小売店に対する営業回りの準備など、新商品に関わるすべての部門が一斉にプロジェクトをスタートさせる。この仕組みにより、ゴーサインがでてから発売まで最短3カ月というスピードで、新製品をリリースすることが可能になるのだ。






「消費者の課題解決」こそ永遠のビジネスチャンス


ホームセンターや家電量販店と錯覚するような豊富な品ぞろえで、店頭の陳列を再現したアイリスオーヤマのショールームにて。




 同社はこれまでも、絡みついたペットの毛が吸い取れるサイクロン掃除機、設置工事不要の2口IH調理器など家電製品を手がけてきたが、今期以降はいよいよ、洗濯機や冷蔵庫など大型の白物家電にも本格参入する。家電事業(法人向けLED照明を除く)の売上高は2012年12月期の165億円に対し、13年12月期は300億円と、ほぼ倍増させる計画だ。

 過当競争で疲弊した市場のどこに、商機を見出しているのか。「白物家電に本格的に打って出るというよりは、常々取り組んでいる生活のソリューションの延長線上に家電事業がある。基本はそれです。家電製品における不満や課題を発見して解決しましょうと。その意味で、高齢化が進み、3分の1が単身世帯という時代の流れのなかで、4~5人家族を前提にした品ぞろえで取りこぼされているニーズがあるはず」と大山はみる。

 「シェアは10%でいい。そうなると、10人に1人、買っていただける商品をつくればいいわけです。大手のメーカーさんは、10人に3人は買ってもらおうと思うから、万人受けする商品をつくる。そこを我々が補完すればいいんです」。成熟した耐久財市場にどれだけアイリス流の新風を送り込めるのかが、当面の業績のカギを握ることになりそうだ。


朝は角田工場周辺でジョギング、仕事帰りには工場敷地内のプールで泳ぐのが、67歳の大山社長の日課だ。




 「イノベーションがなけりゃ、ダメなんですよ。単なる思いつきで『人がやるから』でやったんでは、結局、過当競争の渦に入っちゃうんでね」。そう笑顔で語る大山に「課題解決に最も必要なこと」とは何か、聞いた。

 「常に本質が何かということを見極める、そこが大事だと思う。課題は、自分の課題じゃなくて、常に『お客様』の課題。『お客様』といっても2種類ある。得意先は取引のお客様でありますけど、自分のつくったサービスなり商品の『お客様』ではない。それはエンドユーザー。だから、常に『エンドユーザーにとって何がいいのか』を考えることが必要です」

 課題の本質を見極める――そこに大山健太郎の課題解決の極意をみた。






「ストロングポイント」を磨いて生かせ【一問一答】

――シャープやパナソニックなど、日本の大手電機メーカーが苦境に立たされている現状をどうみますか。

大山 結論から言うと、グローバルとM&A、この2つのキーワードに翻弄されてしまったんだろうと思います。家電製品は、日本基準で物事を考えるのではなく、グローバルでトップをとらなければいけない。テレビはアメリカやヨーロッパで売れなければいけない。しかし、日本とアメリカのニーズは違う。日本人は高くてもブランド優先。アメリカ人は機能と価格が優先。パナソニックやソニーのテレビでなければいけないなんてことは、いっさいない。安ければサムスンでいいよと。ただ単純に円高、円安の問題ではない。ものづくりの立ち位置が違うんですね。そこに、日本のものづくりがグローバルで勝てなかった理由があると思っています。

――ホームセンターに配した販売支援スタッフを通じて得た消費者の生の声を商品開発に生かしていますが、最終判断する立場の社長ご自身はどんな方法で情報収集されているのですか。

大山 お客様はいったい何に困っているんだろうか。そんなんは、お客様に聞かなくても、自分に聞けばいいんです。私は開発者に「生活者の代弁者になりなさい」と言っています。代弁者じゃないから、聞きに行かなきゃならないんですね。だから、自分の生活のなかで不満、不足を発見しましょうと。

――会社を経営していくうえで、何か課題があったとき、どんなふうに気づき、捉えればいいでしょうか。

大山 「経営者が一番悩んでいるのは資金」だとよく言われます。しかし、僕はその渦中に入ってしまうとダメだと思う。それよりも「なんで資金がうまくいかないんだ?」と考える。弱いから、つくったものが買ってもらえないからなんです。本当にお客様が求めるものであれば、お客様が先にお金を出してでも買ってくださる。無理して売るから長い手形でないとダメだと。それは得意先の手形が悪いんじゃない、商品に力がないからなんです。

――会社を存続させるために重要なことは。

大山 この100年、製鉄会社はずっと製鉄です。製薬会社は製薬で100年。道を極めるというのは、それはそれでいい。だけど、この市場経済のなかで生き残るためには、競争に勝たなきゃいかん。競争の基本は何かというと、相手より自分が強くなければならない。じゃあ、何が強いのか。大きいやつに力で勝てなければ、小回りで勝てばいい。小さいか大きいか、年が若いか社歴があるかにかかわらず、絶対に「ストロングポイント」がある。それが何かを見極めて、最大限生かすことを考えなければならない。そこがキーだと思います。

――会社を率いるリーダーとして、気をつけていることは。

大山 夢と志をごっちゃにしないこと。夢は所詮、願望なんです。夢がないよりあったほうがいいけれど、それは社長の夢であって、社員にはつながらない。志は文字通り「士の心」。この組織なり会社はこうあるべきだ、こういうことをやるんだ、という考えをちゃんと口に出して社員に伝え、共有してもらう。志がなければ、夢はいつまでたっても形になりませんから。

2013年10月12日土曜日

msconfigを覚える・・・パソコンが速くなる


msconfigを覚える


常駐プログラムを解除(常駐ソフトを停止)する場合、まず右下タスクトレイのアイコンをクリックして、それが何であるか把握することが大切です。


それが明らかに使わないとか不要であると分かったら解除します。


タスクトレイのアイコンをタブルクリックや右クリックして開くと、メニューや設定、ツールという項目があり、そこで「Windows起動時に常駐する」などの項目がありチェックを外せることが多いです。


もしそれで解除できないというようであれば msconfigを利用することになります。ウイルスやスパイウェアなどがここで見つかることもあります。











XP


左下スタート→ファイル名を指定して実行をクリック




msconfigと入力→OK ※入力は半角でします




システム構成ユーティリティというのが開くので、スタートアップというタブを選択。 ここに常駐プログラムの一覧が表示されます。




ここには必要なプログラムも含まれていますので、チェックを外すのは分かるところだけでもいいということです。


ちなみにもし間違ってチェックを外しても、再起動後チェックを入れ直すことは可能です。プログラムの削除をするわけではありません。


下の画像の赤丸部分をドラッグして右にずらしたり、スクロールバーを使うとその常駐プログラムが何であるか見えてきます。デスクトップ上の広告や使わないツールなどもこの中に隠れています。プログラム名などでなんとなく分かることがあります。


もともと購入時のパソコンにインストールされていたソフトや後からインストールしたフリーソフトなど、全く使用していないプログラムが常駐プログラムとして表示されていることもあります。


探し当ててチェックを外してみましょう。


赤の部分にマウスを当てて動かすことができます。解除したい常駐プログラムのチェックを外したら適用→OK→再起動。




パソコンの再起動後はメッセージが表示されますが、チェックを入れて閉じるだけです。




解除してはいけないプログラム
IMJPMIG・・・日本語変換ソフト(2つある)
TNTSETP・・・MS=IMEの変換機能
ctfmon・・・MS-IMEの言語バー
jusched・・・Javaのアップデート(セキュリティ上解除しないほうがいい)
C¥WINDOWS~・・・システム関連なので解除しないほうがいい


解除しても特に問題ないプログラム(未使用なら特に問題ありません)
nec 121・・・NECアップデートプログラム(サービスが終わりました)
qttask・・・クイックタイムの常駐
sony felica・・・Felicaカードの読み取りプログラム
bluetooth・・・bluetooth(無線規格)
msmsgs・・・MSメッセンジャー
msnmsgr・・・Windows Liveメッセンジャー
Vista


Vistaの場合は、左下の検索窓にmsconfigと入力してEnterキーを押すとシステム構成ユーティリティを開くことができます。


7


7もスタートメニューの検索窓に msconfigと入力して Enterキーで起動させます。


Windows 8


Windows 8でも msconfigは利用できるのですが、常駐プログラムを管理しているスタートアップの項目はタスクマネージャで操作するようになっています。


タスクマネージャを起動させてスタートアップの項目で常駐プログラムの停止・解除を行います。



2013年10月9日水曜日

ビッグダディ元妻は月収300万…ブログ長者“儲けのカラクリ”


ビッグダディ元妻は月収300万…ブログ長者“儲けのカラクリ”

女性自身 9月4日(水)0時0分配信


 ビッグダディの元妻・美奈子さん(30)がとんでもないビッグマネーを! しかも、その収入源はテレビ出演のギャラや印税ではなく、ブログ。どういう仕組でそんな巨額を得られるのか。

「ひとつは、自分のブログに広告のバナーを貼りつけて、それをクリックした場合に支払われるアフィリエイト広告。もうひとつが、PV(ページビュー)に応じて支払われるパターン。これは、一部のブログ運営会社のみが展開していて、魅力を感じる芸能人や事務所は多いです」(広告代理店関係者)

 気になるのは、ブログランキング上位のタレントはどのくらいPVがあり、収入となる相場は? ということ。

「いま話題の美奈子さんは1カ月で約1億PV。洗脳騒動の末、所属事務所を解雇された中島知子は1日40万~50万PV、元モーニング娘。の辻希美は1日150万PV、多いときは300万PVまでいきます。ギャラ相場はみな同じで、1000PV=30円。単純計算すると、美奈子さんはブログだけで300万円の月収があります」(同)

人気上位ブロガーには更に大きな旨みが。それは、記事マッチ広告。いわゆる“ステマ”と呼ばれた広告記事だ。

「ブログの記事のなかで『女子会してきました』、『服を買いました』など、店舗や商品を紹介すると、規定の広告料をもらえる仕組みです。効果が大きいブログタレントなら、1回記事を書き、写真をアップしただけで300万円も手にできます。辻希美などママタレと言われるタレントの、子育てに関するブログは依頼が多いですね」(ブログ運営関係者)

 とはいえ、誰もがそうして稼げるわけではない。そのブログ運営会社と別途契約する必要があり、オファーされるのは高いPVを見込める人のみ。広告メディアとしてお金を払う価値があるのかどうかを、かなり厳しく審査されるという。それらの事情を踏まえ、いまもっともオイシイ思いをしているのは?

「やはり美奈子でしょう。『ビッグダディ』ファンが、彼女がいまどうしているのかを知るためには、ブログをチェックしなければなりません。これはPVを上げる要素として、ひじょうに大きい。視聴率20%を超える番組の視聴者がそのままブログに移ったと考えれば、高いPVにも納得です」(芸能関係者)

「ヤフーは間違っていた」と孫社長 EC出店料の無料化という「革命」に打って出る狙いは


「ヤフーは間違っていた」と孫社長 EC出店料の無料化という「革命」に打って出る狙いは

ITmedia ニュース 10月7日(月)20時28分配信




出店者向けイベントで講演する孫会長

 「きょうは革命的な内容をご説明する」――ヤフー会長を務めるソフトバンクの孫正義社長は10月7日、「Yahoo!ショッピング」の出店者イベント「ストアカンファレンス2013」で講演、「Yahoo!ショッピング」「ヤフオク!」の出店料無料化を発表した。

【写真:孫社長「心はヤフーとともにある」】

 出店のハードルを大きく下げ、出店者数・出品数を拡大。「インターネットで買えないものはないという世界を作りたい」という。国内ショッピングモール市場シェアナンバーワンの「楽天市場」を2019年までに抜き、「国内最大のECの場」を構築。ビジネスモデルは転換し、広告収入を収益の柱にすえる。

 ヤフーのイベントに孫会長が登壇するのは異例。孫会長を迎えた会場は熱気に包まれ、「今までみなさんがお支払いしていた出店料、売り上げロイヤルティは全部タダ」と話すと、驚きの笑いと拍手が上がった。

●個人の出店も可能に

 「Yahoo!ショッピング」のストア出店料(初期費用2万1000円、月額費用2万5000円)と売り上げロイヤルティ(売り上げの1.7~6.0%)は、今月から完全無料化。販売店は、「Tポイント」の原資負担(売り上げの1%~15%)や決済手数料など一部の費用を支払うだけで出店・販売できるようになる。

 「革命という言葉には、自由という言葉が似合う」(孫会長)――Yahoo!ショッピングからの外部リンクを開放するほか、Yahoo!ショッピング出店者から顧客へのメール送信の制限などを撤廃するなど「全部自由、無料にする」ことで、遅くとも2019年までにショッピングモール市場ナンバーワン奪取を狙う。

 「ヤフオク!」の出店料(月額1万8900円)も無料化。ヤフオク!ではさらに、個人の出品システム利用料を原則無料化(Yahoo!プレミアム会員への登録が必要)する。また、年内をめどにYahoo!ショッピングにも個人が出店できるようにする。

●手数料ビジネスからメディアビジネスに

 ビジネスモデルは手数料型からメディア型に大きく転換。出店料収入を失う代わりに、広告収入の拡大を狙う。

 例えば、商品の検索結果に優先表示する広告枠を新たに作り、出店者に販売したり、「Yahoo!知恵袋」「Yahoo!検索」などヤフーが運営するサービスに表示する新広告を作るなどして広告収入を拡大する計画。無料化によって出店・出品が増え、モールの規模が拡大すれば、広告収入も拡大できると読む。

 ただYahoo!ショッピングは商品検索の精度が低いなど使い勝手に課題が多く、広告を増やすことで使い勝手がさらに悪くなる恐れもある。小澤隆生ショッピングカンパニー長によると、エンジニアを従来より5倍に増やすなど人材を増強し、機能改善を急いでいるという。

●「ヤフーは間違っていた」「主役が交代」

 「ヤフーは間違っていた。Yahoo!JAPANはさまざまな囲い込みをしようという小さな、いじけた心を持っていたが、そういうものは全部忘れる」と孫会長は話す。

 無料化によって「ECの摩擦係数をゼロ」にし、「自由で解き放たれたオープンな環境」という「インターネットが本来あるべき姿」に立ち戻ると孫会長。清教徒革命やアメリカ独立戦争など歴史的な革命になぞらえ、「主役が交代する」と話す。

 主役が楽天市場からYahoo!ショッピングに交代する――のではなく、主役が「場を提供する地主」(ヤフー)から「出店者」に交代するのだと孫会長。イベントに集まった出店者に「みなさまが主役。同志であるみなさまと一緒に、EC革命を実現したい」と熱っぽく呼びかけた。

 今回の施策に楽天に対抗する意図があるか問われた孫会長は、「野球ではだいぶ負けましたからね」と笑顔を見せつつ、「みんなが競争して切磋琢磨することが一番発展につながる」と話すにとどめた。Amazonについては、「巨大な1つの店と、大勢の日本の店、どちらが勝つかだ」と、対抗心をのぞかせた。

 ヤフーでショッピング事業の責任者を務めた経験もある宮坂社長も、「楽天に対抗したわけではない」と話す。「先行企業の後追いをやっていたのが根本的な間違いだった。後発はまねでは勝てない。これまでのビジネスモデルと全然違う、地図のない世界だ」(宮坂社長)

●夏から検討、爆速で実現

 宮坂社長は無料化の可能性を「昨年の冬ぐらいに検討し始めた」が、「瞬間的な減収が大きい」ためいったん見送っていた。だが今夏、孫会長などと議論する中で「もっとドラスティックにやったほうがいいのでは」(小澤執行役員)と判断した。今回の無料化の「言い出しっぺ」は孫会長だったという。

 無料化によってヤフーは「四半期で二けた億円ぐらいの売り上げが消える」(宮坂社長)が、ほかの事業でカバーする計画という。

2013年10月8日火曜日

リッチスニペットとは?


リッチスニペットとは?


スニペットってわかります?スニペットとは、検索結果ページ(SERP)に表示されるサイトの説明の事です。





リッチスニペット(Rich Snippet)とは、その名の通り、検索結果で表示されるスニペットを、文字情報だけでなく日時・サムネイル画像・オススメ度などなど一緒にリッチな感じに表示させるものです。この対策は検索順位を上げるというものではありません。これ、勘違いしがちで、meta description の設定は検索結果には影響ありません。キーワードを含ませるように設定させる理由は、太字になってより目立つようにするためです。


スニペットはクリック率(CTR)を上げるという立ち位置ですね。
リッチスニペットの例


現在日本の3大検索エンジンと言えば、Google・Yahoo!・Bingですね。日本では今現在Googleのみリッチスニペットに対応しています。Bingも対応予定とか。Yahoo!の動きはちょっと不明です。


コンテンツのタイプによって、リッチスニペットの表示が変わります。現在、Googleでは以下のコンテンツページに対応しています。
レビュー
人物
商品
会社と組織
レシピ
イベント
音楽


一番わかりやすいレシピをちょっと紹介します。Googleでエレガントに「牛肉の赤ワイン煮」と検索します。するとサムネイルが出る検索結果と出ない検索結果があるのがわかります。





僕、料理するんですけどレシピ検索したら絶対サムネイル付きクリックしちゃいます。そりゃ、詳しく情報が載ってそうな方をクリックしますよね。レシピの場合、もっと設定すれば調理にかかる時間やカロリー、○人前などの分量なども表示する事ができます。リッチ。
通販サイトでは「商品」がリッチスニペット対象


レシピのリッチスニペット表示を見てもらったところで、あれをどうやって表示させるのか?そこで制作者側、特に僕のようなフロントエンジニアが憶えておかないといけないのが、構造化データの形式にあわせたマークアップです。


通販サイトですと、商品詳細ページの情報を構造化データとして設定します。例えば以下のような場合。





基本的な情報である商品名や商品の説明、値段や商品の画像URLに加えて、パンくずリストの内容やレビューの★の数なんかも表示できます。う~ん、リッチリッチ。


例えば、パソコン「Lenovo G570 433472J」を検索した場合はこう。





英国で著名なSEOコンサルティング会社、SEOgadgetのRichard Boxer(リチャード・ボクサー)氏による「レビュー リッチスニペット」をテーマにしたプレゼンテーション。以下のサイトでご覧になれます。この記事、すごく興味深いです。


>>海外SEO情報ブログ:ネットショップにレビュー・リッチスニペットは必須、検索結果のクリック率が5%上昇!
注意点


何やら夢の広がる話ですが、もちろん注意しないといけない点もあります。以下、Googleより引用です。


サイトのリッチ スニペットを表示させる方法は次のとおりです。

リッチスニペットのマークアップをページ上に実装します。
構造化データテストツールでマークアップをテストし、適切かどうかを確認します。
数週間待ちます。Google がサイトをクロールするまでしばらく時間がかかることがあります。
サイトのリッチスニペットが表示されない場合は、トラブルシューティングのガイドラインをご覧ください。


と書かれています。基本的にはクロールされて自動的に登録なのですが、表示されない場合は問合せができるようになっています。


>> リッチスニペット表示お問合せフォーム


構造化がきれいにいったページは、Webマスターツールで確認することができます。すばらしいGoogle。

2013年10月5日土曜日

わが町の大逆転 ~成功の秘策 ココにあり~


わが町の大逆転
~成功の秘策 ココにあり~





長野県富士見町

特産「ルバーブ」農家のみなさん





長野県渋温泉

「ゲーム×温泉」企画で賑わう





長野県渋温泉

「ゲーム×温泉」若者が続々と





新潟県三条市

町工場が開発した「プルタブオープナー」





栃木県茂木町

廃校を改装した宿泊施設


景気回復の実感が広がらず、閉塞感が漂う日本。こうした中、農業や観光業などの分野で、思い切った戦略や大胆な方針転換をおこない、成功を収める地域や企業が現れています。




“聞いたこともなかった“海外野菜の栽培を始め、いまや地域の一大産業に成長させた山間の集落。




観光客が年々減少する中、ゲーム会社とタイアップした企画が大ヒット、若者が押し寄せるスポットに生まれ変わった温泉街など。




その成功の秘訣を、栃木県茂木町にある廃校をリニューアルした人気の宿泊施設から生放送でお伝えします。逆境に負けず、知恵と工夫で元気になった現場を見ながら、閉塞感を打ち破るヒントを考えます。